カルバマゼピンのあれこれ

カルバマゼピンはてんかんの大発作や精神運動発作のほか、てんかん性格やてんかんに伴う精神症状の治療に主に使われています。カルバマゼピンを使用する前に効果や副作用、使用上の注意をよく確認して正しく服用しましょう。

てんかん発作の対処法とカルバマゼピンによる治療

通常のてんかん発作は、ほとんど前兆無く引き起こされる症状であり、零コンマ数秒から数分程度の症状が自然におさまり、繰り返し複数回引き起こされる特徴がありますが、極稀に15分を超えて症状が持続する重積発作が引き起こされる事があるので速やかに救急車を呼びます。
一般的な対処法としては、てんかん患者の周囲の安全の確保が最優先され、火傷の原因となる火や溺死の原因となる水、転落事故の原因となる高所、機械の側などの危険な場所から遠ざかる必要があります。
又、目を傷付ける恐れのあるコンタクトレンズやメガネ、治療の妨げになるイヤリングやヘアピンなども外します。
てんかん患者は、呼吸困難を引き起こすケースも少なくないので衣服の胸元や腹部を圧迫するベルトなどを緩めます。
てんかんの発作中には、体を激しく突っ張る強直症状や震える様にガクガクと痙攣する間下症状で窒息や舌を噛むケースもあるので、下顎を上方に押し上げて気道を確保します。
強直間下痙攣症状がおさまったら、患者の顔を左右どちらかに向けて嘔吐物が詰まらない様にして、意識の回復や呼吸が整うのを待ちます。
てんかんは、大脳皮質で過剰な電気的な放電が起こり、脳が異常な興奮状態になる事により引き起こされる脳の機能障害ですが、脳は膨大なエネルギーを使い疲弊している為に発作症状がおさまっても、トッド麻痺や徘徊自動症、自動症を引き起こす事もあるので、無理に患者の行動を抑制せずに見守るのも大事な対処法のひとつです。
薬物による対処法ですが、カルバマゼピンなどの抗てんかん薬を投与します。カルバマゼピンは、スイスのノバルティス社から販売されているテグレートの主成分です。又、カルバマゼピンは、三叉神経痛や双極性障害の治療薬としても処方されています。